過眠症の副症状である、情動脱力発作、睡眠麻痺、入眠時幻覚、自動症、夜間の熟睡困難という症状についてご紹介します。
◇情動脱力発作
情動脱力発作とは、怒ったり笑ったりしたときなどの興奮時に体中の力が抜けて、その場に倒れこんでしまうような症状です。膝がガタガタ震えたり、持っていた物を落としてしまうこともあります。また、声を出すための顔の筋肉まで力が入らないこともあり、うまく言葉が話せなくなるような症状もあるようです。
◇睡眠麻痺
睡眠麻痺とは、睡眠に入るときに金縛りや幻覚が起こる症状です。覚醒から睡眠に入る移行期に、体に突然力が入らなくなり、声も出せない、体もどうしても動かないといった、良く知られる金縛りの状態です。このような症状も、発病する初期段階に起こる場合が多いようです。また、呼吸困難に近いような症状があったり、恐ろしい夢や幻覚を見たりするようなことも多いようです。
◇入眠時幻覚
入眠時幻覚は、睡眠に入る入眠時の、半分寝ているような半分起きているような状態の時に、とてもリアルな現実感のある夢のような幻覚を見る症状があります。例えば、誰かがドアの鍵を開けて部屋の中に入って来たとか、凶暴な動物に襲われるとか、自分の体の上に何かが乗っかってくるなどの、とても現実的な生々しい幻覚を見たり、幻聴を聞いたり、何か感触を感じたりします。また、自分が窓から飛んで外へ出て行くというような、浮遊感覚の症状が起こることもあるそうです。
◇自動症
自動症の症状とは、眠いという自覚がないのに、自分の行動したことを全く覚えていない状態になります。
◇夜間の熟睡困難
夜間の熟睡困難とは、睡眠サイクルの乱れにより、夜の睡眠時に熟睡できないことをいいます。過眠症では大脳が覚醒時に近い、いわゆる浅い睡眠であるレム睡眠が頻繁に起こっています。そのため、はっきりとした夢を見てしまい、熟睡感が得られない状態になります。夜間の熟睡困難の症状により、頭痛がしたり、頭が重く感じたり、複視などの原因にも関係があります。